事故・故障どっち?現場判断で変わるレッカー費用と必要書類

現場で「事故か故障か」を正しく切り分けると、レッカー費用の負担先と必要書類が大きく変わる。衝突・接触・飛来物・落下物による損傷やガードレール乗り上げ、走行中の破損が原因なら事故として扱い、負傷があれば119、物損でも110へ通報し警察の現場確認を受ける。この場合の費用は、契約に車両保険やロードサービス特約が付いていれば「無料搬送距離内のレッカー」「保管ヤード料」「二次搬送」「夜間割増」「高速料金」まで補償対象になり得る。一方、経年劣化やガス欠・バッテリー上がり・単純な機械故障は故障扱いとなり、多くは保険付帯ロードサービスで一定距離まで無料(超過はkm課金)、JAF会員なら所定距離まで無料、それ以外は実費精算が基本になる。費用が膨らみやすいのは長距離搬送、溝落ち・スタックの引き上げなど特殊作業、夜間・早朝の割増、ヤード保管が日跨ぎになったケース、翌営業日に指定工場へ移す二次搬送である。現場で準備すべき書類と情報も異なる。事故なら運転免許証、車検証、自賠責・任意保険の契約情報(アプリ可)、相手方の連絡先と車両情報、事故状況の写真・ドラレコデータ、警察への届出番号を確保し、後日「交通事故証明書」を取得して保険会社に提出する。故障なら保険またはJAFの会員番号、現在地(路線名・上下・キロポスト/電柱番号・近隣施設)、車種・ナンバー、症状(始動不可・異音・警告灯)と希望搬送先を即答できるよう整理し、無料距離・到着目安・特殊作業の有無・超過料金の単価を電話口で確認する。地域での手配を素早く進めるなら、検索語に「レッカー 土浦市」を含めて常磐道・国道6号沿いの24時間拠点や無料けん引距離、二次搬送可否、夜間割増の有無を横並びで確認しておくと現場判断が速い。レンタカー・カーシェアは自己手配の前に契約会社の緊急連絡先へ連絡し、指示に従う。EV・ハイブリッドは誤ったけん引方式が故障の原因になるため、フラットベッド指定の有無を必ず伝える。判断の実務手順は、安全確保(ハザード・路肩退避・ガードレール外待機)→事故なら110/故障は路上危険があれば#9910→加入中の保険アプリまたはロードサービス窓口に連絡→「無料搬送距離・搬送先・夜間割増・特殊作業・有料道路」の5点を確認→到着車両の会社名・担当名・ナンバーを控え、作業前に金額と作業範囲を復唱、の順で進めるとトラブルが少ない。現場判断の目安として、走行外力が原因(飛来物でのタイヤバーストや縁石衝突による足回り損傷を含む)なら事故、自然故障・消耗・整備不良は故障と整理しておけば、費用の見立てと集める書類を即座に切り替えられる。到着後はレシート・明細と現場写真を保存し、事故は保険会社の事故受付、故障はロードサービス受付へ報告する。これらをテンプレート化しておけば、深夜・早朝でも無駄な出費とやり取りの行き違いを抑え、最短で適切なレッカー手配につなげられる。

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カテゴリー: 仕事

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